小さい頃から父の実家も母の実家も超ど田舎で遊ぶものは流行りのゲームでも玩具でもなく自然のものでした。
野に行けば虫探し。海に行けばフナムシ。(フナムシをイタズラで弟の背中に入れた時は尋常じゃないくらい切れられました。)
海に行けば釣り、お腹が空いたらウニや貝をを拾って食べたり防波堤で鍋に捕まえた蟹を味噌汁にしたり。
山には爺ちゃんと親父とめじろを取りに行ったり。(現在は禁止されています。)怪我をするとペンペン草とヨモギを貼られました。
曾祖母には離乳食時代に蛹を食べさせられたり(母激怒するも私は美味しそうにムシャムシャ食べていたそう)、手伝いで手が真っ黒になるまで「つわ」剥きを手伝わされました。
その全てが面白く毎日ドキドキして過ごしました。
海に行けば大時化で船の先端の景色が空と海面を交互に行き交う様な時も漁師のおじさん達が帰ろうと言っても帰りたくなかったですし。(海の恐ろしさを理解しないただの糞ガキです)
マムシ谷と云われる尾根が続く山深いところに入り込み母親に激怒され、うちの風呂場で水責めの刑に処された思い出もあります。(マムシよりはるかに怖かった)
子供であった自分にはその大きな自然は何時でも何処でも総てを与えてくれるものでした。
ドキドキの連続の遊びだけでなく。釣った魚は何を食べても美味しく、新鮮でまた大人達の自然に対する知識は豊富で憧れでした。
そんなドキドキを子供達にも伝えてあげたいと思っています。
医療に携わると先人達の知恵には驚かされるばかりですが、全てが正しい訳ではないのも事実です。
自分なりの改良点を加えながらまた次の世代に繋ぎたいものですね。