先月、階段から落ち足首をひねった患者さんがいらっしゃいました。
実は、その患者さんマラソンを趣味とされていまして丁度福岡マラソンの前という事もあり、非常に悪いタイミングでの怪我となってしまいました。
さらに、止めたのにもかかわらず、その患者さんは大会に出てしまいました。
かなり腫れていたので走れるはずもなく途中棄権となりましたが、当たり前ですが予後が余りよくありません。
その後、完全に腫れがひくまで2週間程かかりました。
今回は足首の怪我ですが、同じ捻挫でもその人によって対処法が異なります。
実は捻挫を初めてしたようなかたでは痛めた腱や靭帯が硬くなり足首の可動域が大幅に減少します。
しかし、何回も捻挫をしているかた、捻挫癖があるかたは腱や靭帯が緩くなってしまっていて、マッサージや痛み止めでは足首の安定性を欠きいつまでも治らない事があります。
こういった方ははっきり申し上げて他力では治りません。
リハビリが必要になります。
同じ場所の怪我でもその時の状況、過去の既往歴で対応が大きく変わります。
いつまでも同じ痛みを引きずっているような方は一度ご相談ください。